
『Wooden Wood 186』2026
ワタリウム美術館B1の「オン・サンデーズ&ライトシード・ギャラリー」にて、4月29日(水・祝)~6月28日(日)の期間、現代美術家・平子雄一氏の個展「MADE-MAN」が開催される。
平子雄一氏の作品
平子雄一氏は、自然と人間の共存関係の中に浮上する疑問や曖昧さをテーマに、ペインティング、ドローイング、彫刻やレリーフ、ときにはサウンドまでを用いた多様な表現によって、国内外で注目を集めているそう。
同氏の作品にしばしば現れる、人のような身体に植物の頭部を持つモチーフは、同氏が幼少時に岡山の豊かな自然の中で育った経験が原型として存在している。
同氏は、高校卒業後に渡ったロンドンで、街路樹や公園など人の手で整備された植物を「自然」と呼ぶことに抱いた違和感をきっかけに、作品を通じて現代社会における自然と人間の境界線を追求していくこととなる。
同氏の生み出す「植物と人間のハイブリッドな存在」は、ヒトでも植物でもない存在であるが故に、自然/人間の境界線を越境し、その間にさまざまな階調で立ち上がるいくつもの異なった風景に気づかせてくれる。
その作品は、自然への人間中心的な視点でも、自然をことさら神聖視したり畏怖することでもない「自然へのフラットな眼差し」でわれわれの自然観を再構築していく。
個展「MADE-MAN」概要

『MADE-MAN 01』2026
個展「MADE-MAN」は、平子氏がこれまでとは異なる新たなアプローチを模索した新作を中心に構成され、同氏の描きだす新たな風景を見ることができる。


また、会場では、関連グッズも販売。「Yuichi Hirako ぬいぐるみキーホルダー」3種類・各3,300円(税込)、「平子雄一展『ORIGIN』展覧会カタログ」4,290円(税込)を購入できる。

さらに、会期中の金・土は、天王洲のビューイングルーム「THE HIRAKO HOUSE TOKYO」もあわせて見ることができる。
平子雄一氏について

平子雄一氏は、1982年、岡山生まれ、東京を拠点に活動する現代美術家。韓国、台湾、イギリス、アメリカなど、国外でも精力的に作品を発表している。
同氏は、2006年にイギリスのウィンブルドン・カレッジ・オブ・アートの絵画専攻を卒業。植物や自然と人間の共存について、また、その関係性の中で浮上する曖昧さや疑問をテーマに作品を制作している。
同氏は、「私達は長い歴史の中で、鑑賞用の植物に対し多くの品種『改良』を行ってきました。『改良』されたものは、より私たちが美しいと感じるものに変異させられ、おそらくこれからもこのサイクルは続いていくと思われますが、もし仮に植物に優位性があり、私たちが『改良』されるとすると、私達はどのような変化を求められるのでしょうか。
今回の展示では、意図的に、自身が慣れていない挑戦的な表現のものを選びました。美しさとは反復により構築されていくものでもあると仮定して、敢えて『改良』途中のもの、人工的ではあるが植物の優位性も感じられるようなものを表現しようと試みました」とコメントしている。

平子氏の新たなアプローチを模索した新作などを見られる個展「MADE-MAN」に足を運んでみては。
■MADE-MAN
会期:4月29日(水・祝)~6月28日(日)
会場:オン・サンデーズ&ライトシード・ギャラリー(ワタリウム美術館B1)
住所:東京都渋谷区神宮前3-7-6
時間:11:00~20:00(会期中無休)
詳細:https://onsundays.shopselect.net/blog/2026/04/24/112154
■THE HIRAKO HOUSE TOKYO
所在地:東京都品川区東品川1-32-8 TERRADA ART COMPLEXⅡ3F
開廊日:金・土のみ
休廊日:日・月・火・水・木・祝日 ※イベント開催時期などは不定期で営業する場合がある
TERRADA ART COMPLEX公式サイト:https://terrada-art-complex.com/ja
平子雄一氏 Instagram:https://www.instagram.com/yuichihirako
(Higuchi)